整骨院のロゴ作成で知っておくべきポイント

整骨院でロゴ作成をしたいと考えたときには、何を重視してどのようにデザインしたら良いのでしょうか。この記事ではロゴを作成する際に気を付けるべきことや、作成する際の手段やコツをわかりやすく紹介します。整骨院のロゴ作成に必要なノウハウを網羅的に手に入れて、効果が大きいロゴを簡単に作れるようになりましょう。

ロゴ作成の目的を決めよう

整骨院のロゴ作成をするときにはまず目的を決めるのが大切です。ロゴを作成する目的として最も典型的なのはブランディングで、利用者から「このブランドだ」と認識してもらうことで利用を促すのはマーケティングでよく選ばれている戦略です。

ブランディング戦略としてはイメージとして記憶に残りやすいものを使うのが重要なため、ワンポイントではっきりとわかるロゴの活用が人気になっています。この場合のロゴはシンプルでわかりやすく、一目見たらつい覚えてしまうようなデザインに仕上げるのが効果的です。

多くのロゴではエンブレムと整骨院の名称のテキストを組み合わせて作りますが、エンブレムと名称を合体させてしまってシンプルにしても良いでしょう。一方、ブランディング以外が目的の場合もあります。整骨院のシンボルとしてのロゴを作成することが目的というのが典型例です。

広い意味ではブランディングで、内部ブランディングと考えることもできます。経営者自身や雇用した従業員に対してどのような整骨院を目指したいかを一目でわかるようにロゴに仕上げるのが基本です。この場合には整骨院の理念や目標、生み出したい価値などを考えてエンブレムを作成したり、カラーなどのデザインを工夫したりするのも重要です。

内部の人材と利用者に伝えたいメッセージが同じであれば、1つのデザインで両方の効果を生み出せます。その点も考慮してロゴをデザインするのが賢明です。

整骨院は競合が多いのを念頭に置こう

ブランディングを主に考えてロゴ作成をするときには競合他社との競争があることを念頭に置いたデザインを考案することが欠かせません。高齢化が進んでいることや、若いうちから骨盤のゆがみなどで悩まされる人が増えていることから、整骨院の利用者が増加してきています。

有資格者も増えて独立して開業するケースも多くなってきました。地域による違いはありますが、アクセスの良い場所や住宅街の中では競合が多いのが整骨院の実態です。また、大手を目指して数を増やし、広いエリアで展開する整骨院も登場してきました。

そのため、他の整骨院のブランドと似たようなものになってしまわないようにロゴをデザインするのが必須になっています。ロゴ作成をするときには理念などを重視して考えるのも重要ですが、先に競合する整骨院のロゴを確認しておきましょう。

同じようなコンセプトでデザインしたり、色合いが類似していて似たような印象を与えてしまったりする場合にはブランディング効果が小さくなります。場合によっては同じ系列の整骨院だと思われてしまうでしょう。兄弟や師弟でそれぞれ整骨院を経営する場合には類似性があっても良いかもしれませんが、一般的には差別化を重視したロゴ作成を進めるのが大切です。

デザインを始めるときには競合になり得る整骨院のロゴ情報を集めて、イメージが重ならないようにブランディングの方向性を検討しましょう。

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デザインの基本骨子を決めよう

競合の整骨院のロゴについて情報が集まったら、ブランディングの方向性を差別化しながらデザインの基本骨子を決めます。この段階では具体化が進んでいなくても十分で、漠然としたイメージから具体的なデザインを作り上げるための準備段階と考えましょう。

例えば、整骨院の名前は横向きに柔らかい感じのフォントにしたい、色のイメージは暖色が良いから橙色辺りを検討したい、などといった形で考えていきます。ロゴに盛り込みたいイメージや、ロゴから受けて欲しくない印象などをリストアップしていくと良いでしょう。

デザインに求める条件を明確化することで基本骨子が決まり、具体的なロゴの作成に取り掛かれるようになります。可能であればそれぞれの条件についてランク付けをして、何を優先してロゴに盛り込むかを決めておくとスムーズに作成できます。

デザイナーに相談しよう

デザインセンスがある人ならロゴのデザインを自分で作っても構いません。ただ、ロゴを一度作ってしまうと、後で気に入らなかったと思って変更するのは難しいでしょう。そのロゴの印象から「こういう整骨院だ」というイメージが広まってしまうので、変更してもなかなか受け入れてもらえないこともあります。

そのため、これで絶対に納得でき、目的も達成できると考えられるロゴを一回で作り上げるのが大切です。そのためにはマーケティングやブランディングに強いデザイナーに相談して作成してもらうのが良い方法です。必ずしもデザイナーにロゴを作ってもらう必要はなく、意見を求めるために相談するだけでも構いません。

その結果として依頼した方が良い仕上がりになりそうだと思ったらロゴを作成してもらいましょう。

自動作成ツールの利用も検討しよう

デザイナーにロゴ作成を依頼するとかなりの費用がかかり、時間もかかってしまいます。すぐに作りたい、コストを抑えたいという場合には自動作成ツールの利用も検討してみましょう。オンラインで簡単に使えるロゴ作成ツールがあります。

エンブレムとテキストを組み合わせて、アルゴリズムに従ってレイアウトをしてくれるのが特徴です。エンブレムは自前で描いたものを入れることもできますが、用意されているものの中から選んで微修正を加える方法も選べます。

テキストは自由に入れることが可能で、フォントの種類も多数用意されています。いくつか試行錯誤をして作ってみると原案になり、簡単な修正をするだけで素晴らしい仕上がりのロゴができるでしょう。安上がりで時間もあまりかからず、ロゴの完成度を高くできる方法なので試してみましょう。

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差別化を重視してロゴ作成をしよう

整骨院のロゴを作成するときには競合が多いことを考慮し、ブランディングの効果を高められるように差別化を図るようにしましょう。他の目的の場合にはその目的に即したデザインを考えることになりますが、基本的には他社との違いを重視するのが肝心です。

デザイナーに相談して納得できるような効果を得られるロゴに仕上げましょう。